「色覚チョーク」に関する質問に対する答弁書(20180227)

「色覚チョーク」に関する質問に対する答弁書(20180227)

「色覚チョーク」に関する質問に対する答弁書(20180227)

答弁には下記4つのことが書かれています。

①「色覚に関する指導の資料」における「白と黄のチョークを主体に使います」や「白と黄のチョーク以外を使用する場合には、アンダーラインや囲みをつけるなどの色以外の情報を加えます。」との記載は、「白と黄のチョーク」以外のチョークの使用自体を否定するものではなく、黒板の文字等が児童生徒にとって識別しやすいものとなる配色や工夫の具体例を示したものである

②授業においてどのようなチョークを使用するかは、黒板の文字等の識別のしやすさ等の観点から、各学校において適切に判断すべき

③どのようなチョークを使用するとしても、黒板の文字等が識別しやすいものとなる配色や工夫がなされる必要がある

④現時点では「色覚に関する指導の資料」を見直す必要はないと考えている

以上のことから、「国としては色覚チョークの取り扱いの是非を評価しない、各学校に委ねる」、「各学校が『色覚チョークは黒板の文字等が識別しやすいものとなる配色や工夫がされているチョークだ』という判断をすれば、色覚チョークをその学校で使用して問題ない」と、いうことだと思われます。

この答弁を受けて、CUDNは継続して下記の取り組みを行ってまいります。

①引き続き、国に対して、国は「色覚チョークが黒板の文字等が識別しやすいものとなる配色や工夫がされているチョークだ』と判断するのか、等の見解を伺っていく

②同時並行で、全国の地方議会において色覚チョーク導入にむけて提案していく

色覚チョークに関する質問主意書(20180216)

色覚チョークに関する質問主意書(20180216)

2月16日に、添付の色覚チョークに関する質問主意書を桜井周衆議院議員に協力して頂き、政府に提出しました。

これまで文科省は全国の学校現場に対して、色覚に配慮することを目的に、「白・黄のチョークの使用を推奨する」としてきていました。

しかしながら、近年では人間の色覚の多様性に配慮し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供するという「カラーユニバーサルデザイン(略称CUD)」の考え方が社会に普及し始めており、その一環として白と黄色以外の色でも暗くなく、さらになるべく見分けやすくするために色相、明度、彩度を工夫した五色(白/朱赤/黄/青/緑)の色覚チョークが開発されています。

この色覚チョークの使用を政府として、推奨すべきではないかという質問主意書です。

答弁は2月27日の予定です。

大西健介衆議院議員による「消防採用時における色覚検査に関する質疑」(衆議院予算委員会20180208)

大西健介衆議院議員による「消防採用時における色覚検査に関する質疑」(衆議院予算委員会20180208)

大西健介衆議院議員が「消防採用時における色覚検査に関する質疑」を行いました。
大西議員が「同じ消防業務を行っているのに、各消防本部によって色覚を理由に就職制限しているところと、そうではないところがあるのはおかしい」等の質問を行い、それに対して野田総務大臣は「消防庁として一定の考え方を示すなど、対応を検討するように指示を出した」ことを明らかにしました。

下記は質疑の録画です。

下記は質疑の議事録です。
平成30年02月08日予算第8号 大西健介委員